大塚HDが反発、「シベプレンリマブ」のIgA腎症を対象としたフェーズ3試験中間解析で良好な結果
大塚ホールディングス<4578>が反発している。22日の取引終了後、「シベプレンリマブ」のIgA腎症を対象としたフェーズ3試験で主要評価項目を達成したと発表しており、好材料視されている。
「シベプレンリマブ」は、IgA腎症の発症と進行に重要な役割を果たすと考えられている免疫細胞増殖因子のサイトカインAPRILの作用を阻害するヒト化モノクローナル抗体。今回、フェーズ3試験の中間解析において、シベプレンリマブ投与9カ月後の24時間uPCR(尿蛋白/クレアチニン比)のベースラインからの変化が、プラセボ群と比較して統計学的に有意かつ臨床的に意義のある減少を示し、主要評価項目を達成したという。これを受けて同社は、早期承認申請に向けてFDA(米国食品医薬品局)に中間結果を報告する予定。また、同試験は継続中で、最終結果は26年初頭に得られる見込みとしている。