TI、冴えない決算も楽観的トーンで次第に買い膨らむ=米国株個別

材料
2024年10月23日 22時44分

(NY時間09:40)(日本時間22:40)

テキサス・インスツルメンツ<TXN> 202.07(+8.10 +4.18%)

テキサス・インスツルメンツ(TI)<TXN>が上昇。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。アナログ関連の売上が好調だった。ただ、第4四半期のガイダンスは予想を下回る見通しを示した。

イランCEOは8四半期連続の減収となったが、顧客企業は過剰在庫の取り崩しを進めており、受注回復は近いとの見方を示した。主要分野のうち3つは既に回復が始まっているが、売上高が大きい産業用と自動車用チップはなお在庫が過剰だと説明した。ただ、回復時期については明言を避けた。

アナリストは「第3四半期は堅調だったものの、第4四半期の見通しは弱含みだ。産業用は依然として予想以上に低迷しているものの、自動車用は予想外に堅調だ」と評している。

株価は発表直後に売り優勢となったものの、イランCEOの楽観的なトーンに次第に買いが膨らむ展開が見られている。

(7-9月・第3四半期)

・1株利益:1.47ドル(予想:1.37ドル)

・売上高:41.5億ドル 8.4%減(予想:41.2億ドル)

アナログ関連:32.2億ドル(予想:31.7億ドル)

組み込みプロセッシング:6.53億ドル(予想:6.59億ドル)

その他:2.75億ドル(予想:2.95億ドル)

・営業利益:15.5億ドル(予想:14.6億ドル)

(10-12月・第4四半期見通し)

・1株利益:1.07~1.29ドル(予想:1.35ドル)

・売上高:37~40億ドル(予想:40.8億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.