23日の米株式市場の概況、NYダウ3日続落 金利上昇継続・マクドナルド大幅安
23日の米株式市場では、NYダウが前日比409.94ドル安の4万2514.95ドルと3日続落した。米大統領選で共和党候補のトランプ氏が当選した際には米国内でのインフレ圧力が高まるとの見方が広がるなか、この日も長期金利が上昇し、株式相場の重荷となった。集団食中毒との関連が指摘されたマクドナルド<MCD>が大幅安となったほか、決算の内容が嫌気されたボーイング<BA>が下落し、NYダウを押し下げた。
コカ・コーラ<KO>やスリーエム<MMM>、インテル<INTC>も安く、ナイキ<NKE>とダウ<DOW>が冴えない展開。バーティブ・ホールディングス<VRT>に売り圧力が加わった。半面、ウォルマート<WMT>やジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>が堅調推移。AT&T<T>が買われ、ストライド<LRN>とスピリット航空<SAVE>が急伸した。
ナスダック総合株価指数は296.474ポイント安の1万8276.655と6日ぶりに反落した。エヌビディア<NVDA>やメタ・プラットフォームズ<META>、アップル<AAPL>が軟調。アマゾン・ドット・コム<AMZN>が下値を探り、アーム・ホールディングス<ARM>が急落。エンフェーズ・エナジー<ENPH>が株価水準を大きく切り下げた。一方、スターバックス<SBUX>がしっかり。テキサス・インスツルメンツ<TXN>が頑強な動きをみせ、アルテア・エンジニアリング<ALTR>が上伸。フロンティア・グループ・ホールディングス<ULCC>が高い。