キヤノンMJが5日続落、24年12月期最終利益予想と配当予想を上方修正も第3四半期営業減益を嫌気
キヤノンマーケティングジャパン<8060>が5日続落している。23日の取引終了後、24年12月期の連結業績予想について、最終利益を375億円から390億円(前期比6.9%増)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を60円から70円(年130円)へ引き上げたが、同時に発表した第3四半期累計(1~9月)決算で営業減益となったことが嫌気されている。
通期最終利益予想の上方修正は、エーアンドエーの株式譲渡に伴う特別利益を計上したことなどが要因。なお、売上高6500億円(前期比6.6%増)、営業利益540億円(同2.9%増)は従来見通しを据え置いている。
同時に発表した第3四半期累計決算は、売上高4731億8100万円(前年同期比6.4%増)、営業利益362億9000万円(同3.7%減)、最終利益269億8000万円(同4.4%増)だった。ITソリューションのうち保守・運用サービス/アウトソーシングやITプロダクト・システム販売が好調に推移し売上高は増収となったが、IT費用などが増加し利益を圧迫した。