【市場反応】米週次新規失業保険申請件数は予想下回る、ドル下げ止まる
米労働省が発表した先週分新規失業保険申請件数(10/19)は前週比-1.8万件の22.7万件と、前回24.2万件から減少し、9月末以来で最低となった。失業保険継続受給者数(10/12)は189.7万人と、前回186.9万人から予想以上に増加し21年11月来で最高。大型ハリケーンによる混乱が依然見られる。
同時刻に発表された米9月シカゴ連銀全米活動指数は-0.28。8月分も-0.01と、0.12から下方修正され、予想外に4カ月連続のマイナスとなった。
先週分新規失業保険申請件数が予想を下回り労働市場の底堅さが証明され米国債相場は伸び悩み。10年債利回りは4.19%まで低下後、4.22%まで上昇。ドルも下げ止まり、ドル・円は151円85銭から152円31銭まで上昇した。ユーロ・ドルは1.0804ドルから1.0790ドルまで下落、ポンド・ドルは1.2982ドルから1.2974ドルへ下落した。
【経済指標】
・米・9月シカゴ連銀全米活動指数:-0.28(予想:0.50、8月:-0.01←0.12)
・米・先週分新規失業保険申請件数:22.7万件(予想:24.2万件、前回:24.2万件←24.1万件)
・米・失業保険継続受給者数:189.7万人(予想:187.5万人、前回:186.9万人←186.7万人)
《KY》