テスラが決算受け大幅高 1株利益が予想上回る 来年の納車台数に強気の見通しを示す=米国株個別

材料
2024年10月24日 22時35分

(NY時間09:32)(日本時間22:32)

テスラ<TSLA> 243.14(+29.49 +13.80%)

テスラ<TSLA>が大幅高。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想を下回ったものの、1株利益が予想を上回った。フリーキャッシュフロー(FCF)、自動車粗利益率も予想を上回っている。設備投資は大幅に伸び予想も上回った。初めて黒字化した電動ピックアップトラック「サイバートラック」の販売が業績を押し上げた。

電気自動車(EV)に対する需要の回復を反映させ、2024年の納車台数は微増を予想しており、新車計画も引き続き順調だとしている。上海のメガファクトリーも引き続き順調だとした。同社は好調な第3四半期に続き、第4四半期も好調な納車を見込んでおり、通年ではより多くの台数を見込んでいるとしている。

マスクCEOはその後の会見で、同社を世界で最も価値のある企業にすると約束。手始めに来年の納車台数を20-30%増やすと表明した。同CEOはまた、「サイバーキャブ」と呼ぶロボタクシー専用車の生産が2026年に本格的に量産体制に入り、200日線万台以上、最終的には400万台を目指す方針も示している。

アナリストは「直近で最も好調な決算を発表し、底打ちを示す可能性がある」と述べている。ただ、「設備投資の大幅な伸びは、資本集約度や自動車からAIへのビジネスモデルそのものについて、短長期的な疑問を投げかける」とも述べている。

(7-9月・第3四半期)

・1株利益(調整後):0.72ドル(予想:0.60ドル)

・売上高:251.8億ドル(予想:254.3億ドル)

・自動車粗利益率:19.8%(予想:16.8%)

・営業利益:27.2億ドル(予想:19.6億ドル)

・FCF:27.4億ドル(予想:16.1億ドル)

・設備投資:35.1億ドル(予想:25.6億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.