本日注目すべき【好決算】銘柄 プラスゼロ、いよぎんHD、能美防災 (24日大引け後 発表分)
10月24日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。
プラスゼロ <5132> [東証G] ★今期経常を21%上方修正・最高益予想を上乗せ
◆24年10月期の経常利益(非連結)を従来予想の2億0800万円→2億5100万円に20.7%上方修正。増益率が28.4%増→54.9%増に拡大し、従来の3期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。AEI関連、AEI以外のソリューション提供の需要がいずれも旺盛で、売上高が堅調に推移していることが寄与。研究開発内容の資産性が増加し、販管費が減少したことも上振れに貢献する。
木徳神糧 <2700> [東証S] ★今期経常を33%上方修正、配当も40円増額
◆24年12月期の連結経常利益を従来予想の15億円→20億円に33.3%上方修正。減益率が30.3%減→7.1%減に縮小する見通しとなった。主力の米穀事業で新米の調達を前倒しで実施したことに加え、今年1月に吸収合併したキトクフーズとの連携強化による取引拡大、食品事業でコンビニスイーツの原料として穀粉販売が好調に推移したことなどを織り込んだ。
併せて、年間配当を従来計画の60円→100円(前期は80円)に大幅増額修正した。
いよぎんHD <5830> [東証P] ★上期経常を一転14%増益に上方修正・最高益更新へ
◆25年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の330億円→425億円に28.8%上方修正。従来の減益予想から一転して13.6%増益を見込み、3期連続で上期の過去最高益を更新する見通しとなった。傘下の伊予銀行において相場状況を踏まえた有価証券の売買を機動的に実施したことが奏功した。
能美防災 <6744> [東証P] ★今期経常を15%上方修正
◆25年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の22億円→37億円に68.2%上方修正。期初時点の受注残高が高水準にある中、市場環境が想定より堅調に推移したことに加え、原材料価格の上昇に伴う価格改定を実施したことなども奏功した。
併せて、通期の同利益も従来予想の124億円→143億円に15.3%上方修正。増益率が1.3%増→16.8%増に拡大する見通しとなった。
PLANT <7646> [東証S] ★今期経常は13%増益、25円増配へ
◆24年9月期の経常利益(非連結)は前の期比23.2%増の22.4億円で着地。続く25年9月期も前期比13.4%増の25.5億円に伸びる見通しとなった。今期は引き続きプライベートブランド商品の開発や人件費削減などに注力し、3期連続の2ケタ増益を目指す。
併せて、今期の年間配当は前期比25円増の75円に増配する方針とした。配当利回りは4.81%に上昇。
シンシア <7782> [東証S] ★今期配当を4円増額修正
◆24年12月期の期末一括配当を従来計画の12円→16円(前期は14円)に大幅増額修正した。配当方針を変更し、今期から配当性向のメドを30%→40%に引き上げる。期末配当利回りは3.53%に上昇。
セブン工業 <7896> [東証S] ★上期経常を一転黒字に上方修正
◆25年3月期上期(4-9月)の経常損益(非連結)を従来予想の700万円の赤字→5700万円の黒字(前年同期は2000万円の赤字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。木構造事業における施設建築物件の工事が順調に進捗したことに加え、販売価格の適正化や原価低減、生産性向上に取り組んだことで収益体質の改善が進んだことも上振れにつながった。
三信電 <8150> [東証P] ★上期経常を一転1%増益に上方修正
◆25年3月期上期(4-9月)の連結経常利益を従来予想の15億円→19億円に26.7%上方修正。従来の減益予想から一転して1.2%増益見通しとなった。売上高総利益率が向上したことに加え、営業外損益が想定以上に改善したことが上振れの要因。
DMS <9782> [東証S] ★今期経常を17%上方修正、配当も11円増額
◆25年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の10億円→11.6億円に16.6%上方修正。減益率が29.0%減→17.2%減に縮小する見通しとなった。上期において、主力のダイレクトメール事業で既存顧客の取引窓口の拡大や新規受注を促進し、売上高が堅調に推移したことに加え、内製化を進めたことなどを反映した。
業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の75円→86円(前期は79円)に増額修正した。
株探ニュース