NY為替:11月利下げを想定して米長期金利低下、ドル反落
24日のニューヨーク外為市場でドル・円は152円31銭へ上昇後、151円56銭まで反落し、151円83銭で引けた。先週分新規失業保険申請件数が予想以上に減少、10月製造業・サービス業PMI速報値や米9月新築住宅販売件数が予想を上回ったほか、ハマック米クリーブランド連銀総裁がインフレを巡りまだやるべきことがあるとの見解を示しドル買いが強まった。しかし、連邦準備制度理事会(FRB)の11月連邦公開市場委員会(FOMC)での0.25%利下げ観測が根強く、長期金利の低下で、ドル売りが優勢となった。日本の追加利上げの思惑で円が堅調に推移。
ユーロ・ドルは1.0790ドルから1.0830ドルまで上昇し、1.0828ドルで引けた。欧州中央銀行(ECB)の高官が慎重な利下げを支持する姿勢を示し、大幅利下げ観測が後退し、ユーロの買戻しが優勢となった。ユーロ・円は、164円48銭へ上昇後、163円88銭まで反落。ポンド・ドルは1.2988ドルへ上昇後、1.2948ドルへ反落した。ドル・スイスは0.8670フランへ上昇後、0.8651フランまで下落した。
《MK》