木徳神糧が反発、今期最終益予想の引き上げと特別配当実施を材料視
木徳神糧<2700>が反発している。24日の取引終了後、24年12月期の連結業績と配当予想の修正を発表した。最終利益予想を3億円増額して13億円(前期比12.0%減)に引き上げた。これまで30円としていた期末配当予想は特別配当40円を加えて70円に増額修正しており、材料視されたようだ。
主力の米穀事業では23年産米の需給バランスが大きく崩れるなか、24年産の新米調達を前倒しで実施して供給した。鶏卵事業を展開する子会社のキトクフーズを吸収合併し、米穀事業と飼料事業の連携を強化したことも奏功。コンビニスイーツの原料としての穀粉販売も好調に推移した。なお、売上高の予想は据え置いた。年間配当予想は特別配当を含めて100円(前期比20円増配)となる。あわせて同社は株主優待制度の変更も発表している。