東京株式(前引け)=前日比371円安、衆院選控え下値探る展開に
25日前引けの日経平均株価は前日比371円50銭安の3万7771円79銭。前場のプライム市場の売買高概算は7億8862万株、売買代金概算は1兆5499億円。値上がり銘柄数は147、値下がり銘柄数は1477、変わらずは21銘柄だった。
日経平均株価は反落。前日の米株式市場は、NYダウは140ドル安と下落したが、ナスダック指数は上昇し高安まちまちだった。このなか、日経平均株価は上値が重く値を下げてスタートした。27日に投開票が予定されている衆院選では、自民・公明の与党の過半数割れも警戒されるなか、主力株に売りが膨らむ展開となり、日経平均株価は一時400円を超す下落となった。東証プライム市場上場銘柄の約9割が下落し、東証33業種は全てが下落している。
個別銘柄では、ディスコ<6146>やレーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>が安く、三菱重工業<7011>やIHI<7013>が下落した。ソフトバンクグループ<9984>やキヤノン<7751>も軟調。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>も売られた。東京地下鉄<9023>が下落した。半面、東京エレクトロン<8035>が高く、ニデック<6594>やキーエンス<6861>、ファナック<6954>が値を上げた。