外為サマリー:151円70銭台で推移、衆院選控え持ち高調整主体の展開
25日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=151円72銭前後と前日午後5時時点に比べ40銭程度のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=164円93銭前後と同71銭程度のユーロ高・円安で推移している。
午前8時過ぎに三村淳財務官が、加藤勝信財務相とイエレン米財務長官が会談し、日米両国で為替に関して緊密な意思疎通を図ることを確認したことを明らかにした。三村財務官は為替相場に関し、「一方向、急激な動きがみられる」とも発言した。これを受けて朝方に151円台半ばまでドル安・円高に振れたものの、仲値(午前9時55分頃に決まる金融機関が外国為替取引をする際の基準となるレート)にかけては実需によるドル調達の観測が広がり、午前中に152円台に乗せる場面があった。しかしその後は再び軟化した。27日に投開票が行われる衆院選の結果を見極めたいとの姿勢が強まるなかで、午後は持ち高調整主体の展開となった。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0821ドル前後と同0.0026ドル前後のユーロ高・ドル安で推移している。