東京株式(寄り付き)=売り優勢、下値では買い向かう動きも
28日の東京株式市場は売り優勢、寄り付きの日経平均株価は前営業日比155円安の3万7757円と続落。
前日に投開票された衆院選挙は自民党と公明党の両党を合わせた議席数が総定数465議席の過半数を大きく下回ったことで、国内政局に対する不安感が一段と意識される状況にあり、日経平均は下値模索の展開に。ただ、今回の選挙で与党の大苦戦は事前に織り込みが進んでいたこともあり、押し目買いや空売り買い戻しが全体相場を支える形となることも想定される。足もと外国為替市場でドル高・円安が更に進んでいることは輸出株中心にポジティブ材料となりやすい。前週末の米国株市場でNYダウは下げたものの、ハイテク株に根強い買いが続き、ナスダック総合株価指数が上昇基調を維持したことも投資家のセンチメント改善に寄与しそうだ。