信越化が6日続落、通期業績予想据え置きで物足りなさを意識
信越化学工業<4063>が6日続落している。前週末25日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比5.9%増の1兆2664億6000万円、経常利益は同3.6%増の4429億2400万円、最終利益は同2.4%減の2941億1700万円だった。直近3カ月間の7~9月期では2ケタの増収で最終増益を確保した。一方、通期の業績予想は据え置いており、業績の上振れを見込んで買い持ち高を構築した投資家には物足りない結果となって、売りが膨らんだようだ。9月中間期では海外子会社の配当を今期から実施したことに基づく税金費用の一時的な増加を背景に、最終減益となった。