28日の米株式市場の概況、NYダウ6日ぶり反発 中東情勢巡る過度な警戒和らぐ
28日の米株式市場では、NYダウが前週末比273.17ドル高の4万2387.57ドルと6日ぶりに反発した。イスラエルによるイランへの報復攻撃に関し、石油関連施設などを標的にしなかったと伝わり、中東情勢を巡る過度な不安が後退した。直近で株価の調整が続いていたこともあって、自律反発狙いの買いも入った。
ゴールドマン・サックス・グループ<GS>やJPモルガン・チェース<JPM>、アメリカン・エキスプレス<AXP>が買われ、マクドナルド<MCD>やウォルト・ディズニー<DIS>がしっかり。スリーエム<MMM>が上値指向を強めたほか、ゲームストップ<GME>やニーオ<NIO>が急伸した。半面、ボーイング<BA>が軟調推移。エクソン・モービル<XOM>が冴えない展開となり、ターゲット<TGT>やゼネラル・エレクトリック<GE>、UPS<UPS>が安い。
ナスダック総合株価指数は48.583ポイント高の1万8567.189と3日続伸した。アップル<AAPL>やアルファベット<GOOG>、メタ・プラットフォームズ<META>が上伸し、アドバンスト・マイクロ・デバイセズ<AMD>が頑強。オン・セミコンダクター<ON>が買われ、アーム・ホールディングス<ARM>が株価水準を大きく切り上げた。一方、エヌビディア<NVDA>とテスラ<TSLA>が下落。ダイヤモンドバック・エナジー<FANG>が下値を探る展開となった。