TOTOが急落、中国の市況低迷響き25年3月期最終利益予想を下方修正
TOTO<5332>が急落している。28日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終利益予想を15億円減額して360億円(前期比3.2%減)に見直した。9月中間期業績は計画を上振れして着地した一方、通期では最終利益予想を引き下げたとあって、業況のモメンタム鈍化を懸念した売りを促す要因となったようだ。
通期の売上高予想は200億円減額して7300億円(同3.9%増)に下方修正した。営業利益と経常利益の予想は据え置いた。上期は海外住設事業で米州とアジアが好調に推移。半導体市況の回復に伴って、新領域事業での静電チャックの販売増も寄与した。通期の業績に関しては、中国大陸事業の市況低迷による影響などを予想に反映して見直した。