明電舎はしっかり、変電事業の採算改善で25年3月期利益予想を上方修正
明電舎<6508>はしっかり。28日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を150億円から160億円(前期比25.7%増)へ、最終利益を105億円から115億円(同2.6%増)へ上方修正したことが好感されている。
国内外における電力インフラに関する積極的な投資などを背景に、重電製品・システムに対する旺盛な需要が継続している一方、年度後半の売上高が伸び悩むことが想定されることから売上高は3100億円から3000億円(同4.2%増)へ下方修正した。ただ、上期にフィールドエンジニアリング事業や海外を主体とする変電事業などで、売り上げ時期の前倒しや採算性の改善が見られたことなどが利益を押し上げるとしている。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高1200億9900万円(前年同期比0.9%増)、営業利益19億900万円(前年同期23億6600万円の赤字)、最終利益20億9400万円(同16億1600万円の赤字)だった。