東証グロース市場250指数先物概況:政局不安後退し高値引け
10月29日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比19pt高の612pt。なお、高値は612pt、安値は597pt、日中取引高は4038枚。前日28日の米国市場のダウ平均は6日ぶりに反発。イスラエルによる対イラン報復攻撃が限定的にとどまり中東情勢の緊迫化懸念の緩和で、寄り付き後、上昇。今週予定されているハイテクなど主要企業の好決算を期待した買いに続伸した。ナスダックは終盤にかけ長期金利の上昇を嫌気し、失速したが、相場は終日堅調に推移した。本日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比8pt高の601ptからスタートした。米国株高に加え、国内の9月失業率と有効求人倍率が、ともにコンセンサス水準となった事も買い安心感につながったほか、上値抵抗となっていた5日移動平均線を上抜いてきたことで、売り手の買い戻しも観測された。一部で、政治情勢の不透明感が警戒されているものの、国民民主党の玉木代表が連立政権参加を否定しつつ、「部分連合」については、「定義が分からないことは答えにくい」としながらも、政策ごとの連携に含みを持たせたことで不安心理が後退。本日高値の612ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株ではトライアル<141A>やインテグラル<5842>などが上昇した。
《SK》