トランス・メディックス、決算受け大幅安 売上減のほか経費もかさみ利益圧迫=米国株個別
(NY時間10:40)(日本時間23:40)
トランス・メディックス<TMDX> 89.01(-37.23 -29.49%)
医療機器のトランス・メディックス<TMDX>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回ったほか、粗利益率も前回から大きく低下し予想も下回った。
研究開発費が前年の1110万ドルから1430万ドルに増加したほか、販売費および一般管理費も前年の3070万ドルから4270万ドルに増加し、利益が圧迫されたと説明している。
アナリストは、厳しい四半期であったとし、第3四半期は売上高が減少し、予想を下回ったことを指摘。一方、「今回はかなり物足りない内容ではあったが、利益はすぐに回復するはずだ」とも述べている。
(7-9月・第3四半期)
1株利益:0.12ドル(予想:0.29ドル)
売上高:1.09億ドル(予想:1.15億ドル)
粗利益率:56.0%(予想:61.6%)
【企業概要】
米国内外向けに、臓器をドナーの体内と同じ環境で輸送する独自の携帯型臓器灌流システムを研究・開発・製造・販売する。酸素を含んだ血液で灌流したまま肺・心臓・肝臓を保管・輸送することにより、臨床転帰を改善し、ドナー臓器の移植利用を有意に改善する可能性を高める。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース