AMD、決算受け時間外で7%下落 AI分野は進展も若干物足りない内容=米国株個別

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2024年10月30日 6時16分

(NY時間17:15)(日本時間06:15)時間外

AMD<AMD> 154.63(-11.62 -6.99%)

AMD<AMD>が引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの1株利益は予想範囲内だった。データセンター部門の売上高は予想を上回っていた。ただ、株価は時間外で冴えない反応。第4四半期のガイダンスで、売上高見通しがほぼ予想範囲内となったが、若干物足りない内容に映っている模様。

声明では「将来的には、より多くのコンピュートに対する飽くなき需要に牽引され、データセンター、クライアント、エンベッドの各事業に大きな成長機会があると考えている」と述べていた。

同社はAIアクセラレーターから50億ドル以上の売上を見込んでおり、従来の45億ドルから増加しているものの、投資家の中にはもっと大きな伸びを期待していた者もいた。

同社はAIコンピューティング・チップの市場でライバルのエヌビディア<NVDA>社に追いつこうとしている。同社は現在、これらの製品から数十億ドルを生み出しており、1年前よりは急成長しているが、ライバルの数百億ドルには遠く及ばない状況。

(7-9月・第3四半期)

・1株利益(調整後):0.92ドル(予想:0.92ドル)

・売上高:68.2億ドル 18%増(予想:67.1億ドル)

データセンター:35.5億ドル(予想:34.6億ドル)

クライアント:18.8億ドル(予想:17.1億ドル)

エンベデッド:9.27億ドル(予想:9.13億ドル)

・粗利益率(調整後):54.0%(予想:53.5%)

・営業利益(調整後):17.2億ドル(予想:17.1億ドル)

・営業利益率(調整後):25.0%(予想:25.4%)

・FCF:4.96億ドル(予想:11.8億ドル)

・研究開発費:16.4億ドル(予想:16.1億ドル)

(10-12月・第4四半期見通し)

・売上高:72~78億ドル(予想:75.5億ドル)

・粗利益率(調整後):約54.0%(予想:54.2%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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