AMD、決算受け時間外で7%下落 AI分野は進展も若干物足りない内容=米国株個別
(NY時間17:15)(日本時間06:15)時間外
AMD<AMD> 154.63(-11.62 -6.99%)
AMD<AMD>が引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、売上高は予想を上回ったものの1株利益は予想範囲内だった。データセンター部門の売上高は予想を上回っていた。ただ、株価は時間外で冴えない反応。第4四半期のガイダンスで、売上高見通しがほぼ予想範囲内となったが、若干物足りない内容に映っている模様。
声明では「将来的には、より多くのコンピュートに対する飽くなき需要に牽引され、データセンター、クライアント、エンベッドの各事業に大きな成長機会があると考えている」と述べていた。
同社はAIアクセラレーターから50億ドル以上の売上を見込んでおり、従来の45億ドルから増加しているものの、投資家の中にはもっと大きな伸びを期待していた者もいた。
同社はAIコンピューティング・チップの市場でライバルのエヌビディア<NVDA>社に追いつこうとしている。同社は現在、これらの製品から数十億ドルを生み出しており、1年前よりは急成長しているが、ライバルの数百億ドルには遠く及ばない状況。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.92ドル(予想:0.92ドル)
・売上高:68.2億ドル 18%増(予想:67.1億ドル)
データセンター:35.5億ドル(予想:34.6億ドル)
クライアント:18.8億ドル(予想:17.1億ドル)
エンベデッド:9.27億ドル(予想:9.13億ドル)
・粗利益率(調整後):54.0%(予想:53.5%)
・営業利益(調整後):17.2億ドル(予想:17.1億ドル)
・営業利益率(調整後):25.0%(予想:25.4%)
・FCF:4.96億ドル(予想:11.8億ドル)
・研究開発費:16.4億ドル(予想:16.1億ドル)
(10-12月・第4四半期見通し)
・売上高:72~78億ドル(予想:75.5億ドル)
・粗利益率(調整後):約54.0%(予想:54.2%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース