外為サマリー:米金利低下を受け一時153円00銭台に軟化
30日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=153円25銭前後と前日の午後5時時点に比べて10銭弱のドル高・円安となっている。
29日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=153円36銭前後と前日に比べて7銭程度のドル高・円安で取引を終えた。一時153円87銭まで上昇したものの、米労働市場の減速懸念を背景に伸び悩んだ。
この日の東京市場のドル円相場は、前日に実施された米7年債入札の好調な結果を受けて同日の米長期金利が低下したことが影響。日米金利差の拡大を見込んだドル買い・円売りが後退するなか、午前9時10分すぎには153円08銭まで軟化する場面があった。ただ、日経平均株価の続伸を手掛かりとしたリスク選好のドル買い・円売りも散見され、その後は153円20銭台に持ち直している。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0822ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0010ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=165円85銭前後と同30銭弱のユーロ高・円安で推移している。