住友ファーマが後場急落、為替差損響き7~9月期は最終赤字幅が拡大
住友ファーマ<4506>が後場に急落した。同社は30日午後1時半、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上収益は前年同期比18.4%増の1807億4900万円、最終損益は322億2900万円の赤字(前年同期は677億4100万円の赤字)となった。上期の最終赤字幅は縮小したものの、4~6月期が黒字だったのに対して7~9月期は再び赤字に転じた。7~9月期の最終赤字幅は前年の同期間との比較で拡大しており、ネガティブ視されたようだ。
上期は米国でのオルゴビクスの売り上げが拡大し、販管費や研究開発費が圧縮。コスト削減の取り組みでコア営業損益の赤字幅は大幅に縮小した。半面、為替相場の変動に伴い、7~9月期において430億700万円の為替差損を計上した。