東証グロース市場250指数先物概況:買い安心感広がり3日続伸
10月30日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比3pt高の615pt。なお、高値は616pt、安値は608pt、日中取引高は3024枚。前日29日の米国市場のダウ平均は反落。JOLT求人件数が予想以上に減少し、労働市場の冷え込みや景気減速を警戒した売りに寄り付き後、下落。ダウは長期金利の上昇を嫌気したものの、消費者信頼感の改善を好感、また、財務省が実施した7年債入札の結果が好調で金利が伸び悩んだため下げ止まった。ナスダックは利下げや主要ハイテク企業決算への期待を受けた買いが押し上げ終日堅調に推移し、過去最高値を更新した。本日の東証グロース市場250指数先物は前営業日比2pt高の614ptからスタートした。まちまちとなった米株市場の動きを受け、終日小動きで推移。プライム市場の売買代金が今年2番目の水準となったことで、日本株全体に買い安心感が広がり、新興市場も確りの展開となった。一方で、日足一目均衡表の基準線や25日移動平均線に接近したことから、利益確定売りも観測され、引けにかけて高値圏でこう着。3日続伸となる615ptで取引を終了した。東証グロ-ス市場の主力株ではGENDA<9166>やカバー<5253>などが上昇した。
《SK》