【市場反応】米7-9月期GDP速報値は予想下回る、個人消費は予想上回りドル高止まり
米商務省が発表した7-9月期国内総生産(GDP)速報値は前期比年率+2.8%となった。伸びは4-6月期+3.0%から鈍化し、予想を下回った。同期個人消費速報値は前期比年率+3.7%と、4-6月期+2.8%から予想以上に伸びが加速。昨年1-3月期以来で最大の伸びとなった。消費が引き続き底堅い証拠となった。
同期GDP価格指数速報値は+1.8%。伸びは4-6月期+2.5%から鈍化し、昨年10-12月期来で最低。コアは+2.2%と前期+2.8%から鈍化も予想を上回った。
米国債相場は下げ止まり。10年債利回りは4.27%まで上昇後、4.26%で推移した。
GDPは予想を下回ったが消費が強くドル買いが継続。ドル・円は153円00銭から153円49銭まで上昇。ユーロ・ドルは1.083ドルから1.0808ドルまで下落、ポンド・ドルは1.2972ドルから1.2937ドルまで下落した。
【経済指標】
・米・7-9月期GDP速報値:前期比年率+2.8%(予想:+2.9%、4-6月期:+3.0%)
・米・7-9月期個人消費速報値:前期比年率+3.7%(予想:+3.3%、4-6月期:+2.8%)
・米・7-9月期GDP価格指数速報値:+1.8%(予想+1.9%、4-6月期:+2.5%)
《KY》