ヒューマナが決算受け上昇 センターウェル、プライマリー・ケアが牽引=米国株個別
(NY時間10:27)(日本時間23:27)
ヒューマナ<HUM> 265.99(+8.22 +3.19%)
医療保険やメディカルケアなどヘルスケア大手のヒューマナ<HUM>が上昇。取引開始前に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、経常収益とも予想を上回った。通期のガイダンスでも1株利益の見通しを上方修正したほか、個人向けメディケア・アドバンテージの会員数も約26.5万人に上方修正した。
メディケア・アドバンテージの個人会員数および会員リスクスコアが微増したほか、センターウェル、プライマリー・ケアの業績が牽引したとしている。一方、2025年については、会員数の変動が予想通りであることを前提として、営業利益は少なくとも今年度と同水準を見込んだ。
アナリストは「メディケア・アドバンテージの業績が好調であったこと、センターウェルも引き続き好調であったこと、そしてメディケイドのプレッシャーが一部相殺されたことなどにより、1株利益がコンセンサス予想を上回り、満足している」と述べた。一方、「2025年度に対する初回のコメントは、今回の好業績を一部覆い隠すものだ」とも指摘している。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):4.16ドル(予想:3.35ドル)
・経常収益:294.0億ドル(予想:286.8億ドル)
売上高:283.7億ドル
・保険給付率:89.9%(予想:89.9%)
・事業費率:11.5%(予想:11.3%)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):16ドル以上(従来:約16ドル)(予想:16.16ドル)
・個人向けメディケア・アドバンテージ会員数:約26.5万人に上方修正
・保険給付率:約90%
【企業概要】
メディカルケアと医療保険制度運営の統合ケアを提供する。医療従事者を支援し、在宅ケア・薬局サービス・データ分析等を幅広く組合わせ、ヘルスケアをより簡素化・効果的にするプランを扱う。医療・特殊保険商品加入者向けには、契約した医療機関ネットワークでサービスを提供する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース