マイクロソフトが決算 アジュールが好調 ただ、時間外で株価は小幅高に留まる=米国株個別

材料
2024年10月31日 6時08分

(NY時間17:07)(日本時間06:07)時間外

マイクロソフト<MSFT> 435.90(+3.37 +0.78%)

マイクロソフト<MSFT>が引け後に7-9月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。クラウドコンピューティング事業と業務用ソフトウエア「オフィス」事業にけん引された。AIに対する多額の投資が奏功し始めていることがうかがえる。

アジュール部門の売上高は34%の増収となり、第4四半期の35%増からは若干減速したものの、一部のアナリストによると、同社の事前予想を上回っていたという。AIが売上高の伸びに貢献した。

ナデラCEOは声明で「AIによる変革はあらゆる役割、機能、ビジネスプロセスにおいて、仕事および成果物、ワークフローを変えようとしている。われわれのAIプラットフォームとツールは成長と経営レバレッジの推進を拡大し、新たな顧客を獲得している」と述べた。

同CEOは、パートナーであるオープンAIのモデルを使って製品ラインを一新し、有料顧客を獲得しようとしている。顧客企業は独自のAIアプリケーションの開発に同社のデータセンターの能力を活用し、同社のアジュール事業の需要を押し上げている。

ただ、株価は時間外で小幅高に留まっている。

(7-9月・第1四半期)

・1株利益:3.30ドル(予想:3.11ドル)

・売上高:655.9億ドル(予想:645.1億ドル)

マイクロソフト・クラウド:389億ドル(予想:381.1億ドル)

インテリジェント・クラウド:240.9億ドル

アジュールおよびその他:34%増

生産性向上およびビジネス・プロセス:283.2億ドル

その他パーソナル・コンピューティング:131.8億ドル ・営業利益:305.5億ドル(予想:292.1億ドル)

・設備投資:149.2億ドル(予想:145.5億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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