日精化が急反発、ヘルスケアなど好調で25年3月期業績予想を上方修正
日本精化<4362>が急反発している。30日の取引終了後、25年3月期の連結業績予想について、売上高を357億円から366億円(前期比9.1%増)へ、営業利益を48億円から48億5000万円(同15.5%増)へ、純利益を34億5000万円から35億5000万円(同6.7%増)へ上方修正したことが好感されている。主に機能性製品分野におけるビューティケア、ヘルスケア、ファインケミカルの各領域の上期実績を踏まえて業績見通しを引き上げた。
同時に発表した第2四半期累計(4~9月)決算は、売上高173億7800万円(前年同期比7.4%増)、営業利益24億円(同22.4%増)、純利益17億9300万円(同19.6%増)だった。化粧品用機能性油剤が、サステナブル対応により海外向け販売が大幅に増加。また、医薬品用リン脂質はギリアド・サイエンシズとのアライアンスに基づく新プラントの商業生産が順調に進み、ギリアド社以外の海外向けも下期からの前倒し出荷があり増加したという。