リオンが4連騰、上期営業利益4%増で計画上振れ着地
リオン<6823>が4連騰している。30日の取引終了後に発表した9月中間期連結決算が、売上高130億4000万円(前年同期比7.8%増)、営業利益17億6100万円(同4.0%増)となり、従来予想(営業利益17億円)をやや上振れて着地したことが好感されている。
世界各地で半導体製造工場の新設や増設が進められていることを受けて、工場で使用される微粒子計の旺盛な需要が継続しており、液中微粒子計の販売が好調に推移した。また、高い製品需要に対応するために進めている設備等の増強により、生産効率をより一層向上させることができたことも寄与した。なお、国分寺本社敷地内にある厚生棟の建て替えに伴う費用が増加したため、純利益は11億9700万円(同4.8%減)となった。
25年3月期通期業績予想は、売上高269億円(前期比4.6%増)、営業利益37億円(同6.5%増)、純利益27億円(同1.8%増)の従来見通しを据え置いている。