サンワテクが急伸、DOE4%以上の新たな配当方針で見直し買い集める
サンワテクノス<8137>が急伸している。同社は30日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、株主還元方針の見直しについて発表。新たにDOE(株主資本配当率)4.0%以上をメドに、継続的かつ安定的な配当を行うことを目標とする配当方針を示した。これまでは連結配当性向25~35%を目標とする方針を掲げていた。これに伴って、期末配当予想を10円増額して70円に修正した。同社の25年3月期は減益計画となっているが、利益に連動する配当性向の目標と比べ、変動が小さい株主資本をベースに安定的に配当を実施する方針を打ち出したことで、見直し買いが集まったようだ。9月中間期の売上高は前年同期比21.9%減の694億2600万円、最終利益は同58.7%減の12億7100万円だった。大幅な減収減益となったが、計画に対しては上振れして着地した。年間配当予想は記念配当10円を含めて120円(前期比25円増配)となる。