アジア株 上海株は冴えない、10月製造業PMIは6カ月ぶりに50回復も米大統領選警戒で動けず
アジア株 上海株は冴えない、10月製造業PMIは6カ月ぶりに50回復も米大統領選警戒で動けず
東京時間11:06現在
香港ハンセン指数 20545.89(+165.25 +0.81%)
中国上海総合指数 3263.60(-2.64 -0.08%)
台湾加権指数 22820.43(休場)
韓国総合株価指数 2560.55(-33.24 -1.28%)
豪ASX200指数 8141.40(-38.96 -0.48%)
アジア株はまちまち。来週の米大統領選への警戒感が高まっており積極的な売買は手控えらている。
10月経済統計で最初に発表された中国製造業PMIは9月末の一連の景気刺激策の甲斐あって、50.1と6カ月ぶりに好不況の分かれ目である50を回復した。市場予想の49.9も上回る好結果となった。非製造業PMIも前回から拡大した。ただ、市場予想には届かなかった。PMIが50を回復したにもかかわらず中国株は冴えない。中国経済「急回復」には程遠いと市場は冷静に判断したもよう。また、米大統領選を前に様子見姿勢が強まっている。
中国PMIを受け香港株は上げ幅を拡大している。不動産や保険、銀行、ハイテク関連が軒並み上昇している。
中国電気自動車メーカーの比亜迪(BYD)は5.1%安と大幅安、四半期決算の売上高が市場予想に届かなかったことが嫌気されている。ただ、売上高は約4兆3300億円と、初めて米テスラの3兆8650億円を超えたことはポジティブ材料だ。
豪州株は続落、約4週間ぶり安値をつけている。インフレは鈍化したものの、豪中銀はタカ派姿勢を支持するとの見方が強い。利下げ開始は来年5月頃とアナリストは見ている。生活必需品や公益、資本財関連が軒並み下落。