外為サマリー:152円80銭台に下落、日銀の追加利上げ思惑はくすぶる
31日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=152円84銭前後と前日午後5時時点に比べ40銭強のドル安・円高。ユーロは1ユーロ=165円86銭前後と同横ばい圏で推移している。
ドル円は、午前10時時点では153円50銭台で推移していたが、午前11時40分過ぎに日銀が金融政策決定会合の結果を「現状維持」と発表すると、その後、ドル売り・円買いが優勢となり午後1時30分過ぎに152円82銭前後まで下落した。同時に発表された「展望リポート」では物価の見通しについては、「2025年度は上振れリスクの方が大きい」との記述が継続され、追加利上げに対する思惑がくすぶった格好となった。市場では、植田日銀総裁の記者会見での発言に注目している。
ユーロは対ドルでは1ユーロ=1.0851ドル前後と同0.0030ドル強のユーロ高・ドル安で推移している。