JVCケンウの25年3月期は一転最終増益予想、上限2.65%の自社株買い実施へ
JVCケンウッド<6632>は31日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。売上高予想を20億円増額して3640億円(前期比1.3%増)、最終利益予想を45億円増額して170億円(同30.6%増)に見直した。減益予想から一転、増益を計画する。また、取得総数400万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.65%)、取得総額45億円を上限とする自社株買いの実施も発表した。取得期間は11月1日から2025年1月31日まで。
セーフティ&セキュリティ分野が4~9月期において過去最高の実績となったほか、モビリティ&テレマティクスサービス分野、エンタテインメント・ソリューションズ分野とあわせて3分野が増益となり、期初の想定を大きく上回った。下期も3分野において堅調な業績を見込み、通期の業績予想を見直した。9月中間期の売上高は前年同期比1.1%増の1765億7400万円、最終利益は同64.4%増の110億9300万円だった。