イーベイが決算受け下落 ホリデーシーズンに向け弱気な見通しを示す=米国株個別
(NY時間09:49)(日本時間22:49)
イーベイ<EBAY> 56.82(-5.82 -9.28%)
eコマースのイーベイ<EBAY>が下落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高が予想を上回った。総取扱額(GMV)も海外が好調で予想を上回っている。
ただ、株価は冴えない反応。ガイダンスを嫌気している模様。ホリデーシーズンの第4四半期および通期において、予想を下回る売上高を見通しを示したことが嫌気されている。
市場シェアの低下を食い止めるため、同社は自動車部品、高級品、収集品、再生家電といった的を絞ったカテゴリーに注力している。オンライン上の偽物を警戒する高級品の買い物客にアピールするために認証サービスに投資し、倹約に重点を置く消費者を安心させるために自動車部品や再生品に保証を提供している。9月には、中古車販売のカーマックス<>のCEOであるナッシュ氏が取締役に加わった。
イアノンCEOはインタビューで「大統領選、そして感謝祭からクリスマスまでの日数の短さ、ハリケーンなどが、ホリデー商戦の予測に大きな影響を与えた」と語っていた。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):1.19ドル(予想:1.18ドル)
・売上高:25.8億ドル 3%増(予想:25.5億ドル)
・アクティブ・バイヤー:1.33億人(予想:1.33億人)
・総取扱額(GMV):183.1億ドル(予想:181.1億ドル)
米国:87.4億ドル(予想:87.1億ドル)
海外:95.7億ドル(予想:93.8億ドル)
・FCF:6.46億ドル(予想:5.538億ドル)
(10-12月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):1.17~1.22ドル(予想:1.23ドル)
・売上高:25.3~25.9億ドル(予想:26.4億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):4.80~4.85ドル(予想:4.83ドル)
・売上高:102.3~102.9億ドル(予想:103.2億ドル)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース