エッツィが決算を受け大幅高 年初に開始したギフト機能が浸透=米国株個別
(NY時間10:04)(日本時間23:04)
エッツィ<ETSY> 53.17(+5.18 +10.79%)
工芸品やビンテージ品のeコマースを手掛けるエッツィ<ETSY>が大幅高。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益は予想を下回ったものの、売上高が予想を上回った。手数料収入が増加したことと、今年初めに開始したギフト機能が浸透した。
同社は、今回の売上増は買い物客に対する広告機能の拡大によってもたらされたもで、買い物客に関連した出品をセラーに支援する方法を改善したためだと説明している。同社の新機能「ギフト・モード」が買い物客に、性格や興味に基づきプレゼントとして購入する商品を提案したことから、一般的なサイトよりも多くの売上をあげたという。
アナリストは「この機能の人気が今四半期のホリデーシーズンの売上を押し上げる可能性がある」と述べている。
なお、同社は10億ドルの自社株買いプログラムも承認した。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益:0.45ドル(予想:0.52ドル)
・売上高:6.62億ドル(予想:6.52億ドル)
マーケットプレイス:4.76億ドル(予想:4.73億ドル)
サービス:1.86億ドル(予想:1.79億ドル)
・商品総取扱高(GMS):29.2億ドル(予想:29.7億ドル)
・テイクレート:22.7%(予想:21.9%)
・アクティブセラー:852万人(予想:902万人)
・アクティブバイヤー:9671万人(予想:9696万人)
・EBITDA(調整後):1.84億ドル(予想:1.77億ドル)
・EBITDAマージン(調整後):27.7%(予想:27.2%)
(10-12月・第4四半期見通し)
・商品総取扱高(GMS):1桁台前半から半ばの減少予想
・営業利益率:22.3%(予想:21.8%)
・EBITDAマージン(調整後):28~29%(予想:28.3%)
(通期見通し)
・商品総取扱高(GMS):1桁台前半までの低下を予想
・EBITDAマージン(調整後):27.4~27.7%(予想:26.8%)
・10億ドルの自社株買いプログラムを承認
【企業概要】
米国内外でオンラインマーケットプレイスを運営する。家庭用品や家具・ジュエリーやアクセサリー・アパレル・クラフト用品・紙製品・パーティー用品・美容関連用品などを取り扱い、他のマーケットでは見かけないようなアイテムも出品されており、モバイルデバイスからの購入も可能である。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース