米インフレ鈍化が企業に新たな課題をもたらす

米インフレが低下する中、米企業は高い利益率を維持できるかどうかという新たな課題に直面しているとの指摘が出ている。過去２年間、米企業は売上を伸ばすために数量と価格という２つのレバーを握っていた。

しかし、インフレが低下する中で値上げを消費者に説明できる環境にはなく、企業の価格決定力は弱まっている可能性が高いという。

一方、数量面についても、足元のファンダメンタルズは底堅さを堅持しているものの、先行きへの不透明感が依然根強く、そのため企業も設備投資に慎重になり、家計も雇用の先行き不安もあって消費には慎重になっている。以前ほど数量は出なくなって来ている。

株探ニュース