アップルが決算受け時間外で軟調 中国での売上高が苦戦=米国株個別

材料
2024年11月1日 6時09分

(NY時間17:09)(日本時間06:09)時間外

アップル<AAPL> 224.02(-1.89 -0.84%)

アップル<AAPL>が時間外で軟調。引け後に7-9月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を上回った。アイフォーンの販売が好調だった。ただ、株価は冴えない反応。中国での売上高が予想を下回ったことが嫌気されている模様。最も重要な地域の1つである中国への新たな懸念が高まった。

アイフォーンの世界的な需要に助けられ、全体的な売上高は予想を上回ったが、今回の結果は、同社が重要な市場での回復にまだ苦戦していることを示している。同社の主要製造拠点となっている中国でローカルブランドとの激しい競争に直面。同社にとって中国は米国と欧州に次ぐ第3の収益源となっている。

9月にアイフォーン16を発表し、アップグレードに拍車をかけた。また、アップルウォッチもアップデートされ、新しいAirPodsも発売された。これらの消費者向けデバイスは、同社の売上高の大部分を占めている。

投資家たちは、AIの「アップル・インテリジェンス」がデバイスの売上を促進することに賭けてきた。しかし、このソフトウェアはアイフォーンが発売された数週間後に発表され、その最大機能の多くはまだ数カ月先となっている。一方、サービス部門の売上高は過去最高を記録したものの。予想には僅かに届かなかった。

アップルはホリデーシーズンの見通しを示していないが、通常、このあとの会見で何らかのガイダンスを行う。マエストリCFOは今回が最後の会見になる。CFOの後任には副社長のパレックが就任する予定。

(7-9月・第4四半期)

・1株利益:1.64ドル(予想:1.60ドル)

・売上高:949.3億ドル 6.1%増(予想:943.6億ドル)

製品:699.6億ドル(予想:691.5億ドル)

アイフォーン:462.2億ドル(予想:450.4億ドル)

Mac:77.4億ドル(予想:77.4億ドル)

iPad:69.5億ドル(予想:70.7億ドル)

ウェアラブル・ホーム・アクセサリー:90.4億ドル(予想:91.7億ドル)

サービス:249.7億ドル(予想:252.7億ドル)

・大中華圏:150.3億ドル(予想:158.0億ドル)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

プレミアム会員限定コラム

お勧めコラム・特集

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.