外為サマリー:一時151円70銭台に軟化、前日の米金利低下など影響
1日の東京外国為替市場のドル円相場は、午前10時時点で1ドル=152円03銭前後と前日の午後5時時点に比べて20銭程度のドル安・円高となっている。
10月31日のニューヨーク外国為替市場のドル円相場は、1ドル=152円03銭前後と前日に比べて1円40銭弱のドル安・円高で取引を終えた。日銀の植田和男総裁が夕方に行った記者会見がタカ派的と受け止められ、一時151円84銭まで下押した。
この流れを引き継いだ東京市場もドル売り・円買いが先行。前日に米長期金利が低下したことがドルの重荷となっている面もあり、午前8時40分ごろには151円78銭をつける場面があった。その後は下げ渋る動きとなっているものの、日経平均株価が大幅続落していることからリスク選好的なドル買い・円売りは入りにくく戻りは限定的となっている。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0887ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0030ドル弱のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=165円52銭前後と同20銭程度のユーロ高・円安で推移している。