JR東日本は反落、上期営業利益23%増も目先の材料出尽くし感強まる
JR東日本<9020>が反落している。10月31日の取引終了後に発表した9月中間期連結決算は、売上高1兆3951億円(前年同期比7.3%増)、営業利益2356億400万円(同22.8%増)、純利益1397億8000万円(同19.4%増)と2割を超える営業増益と好調だったが、株価は直近で上昇基調にあったことから、この日は目先の材料出尽くし感から売り優勢のようだ。
新幹線、在来線の利用増や北陸新幹線敦賀延伸開業などで鉄道運輸収入が増加したほか、流通・サービス事業におけるエキナカ店舗の売り上げ増や不動産・ホテル事業における不動産販売やショッピングセンター、ホテルの売り上げ増が収益に貢献した。
なお、25年3月期通期業績予想は、売上高2兆8520億円(前期比4.5%増)、営業利益3700億円(同7.2%増)、純利益2100億円(同6.9%増)の従来見通しを据え置いている。