東競馬が3日続伸、第3四半期増収増益と記念配当発表を好感
東京都競馬<9672>が3日続伸している。10月31日の取引終了後に発表した第3四半期累計(1~9月)連結決算が、売上高302億1600万円(前年同期比8.1%増)、営業利益108億5500万円(同3.6%増)と増収増益だったほか、期末配当で創立75周年記念配当5円を実施し、55円から60円(年100円)へ増額すると発表したことが好感されている。
インターネット投票サービスSPAT4(南関東4競馬場在宅投票システム)を中心とした公営競技事業が引き続き堅調に推移したほか、東京サマーランドの新プールや千葉県習志野市の新倉庫、大井競馬場前ショッピングモール「ウィラ大井2号館」などの新規施設の稼働開始が寄与した。なお、24年12月期通期業績予想は、売上高400億4700万円(前期比6.7%増)、営業利益123億4900万円(同7.6%減)、純利益86億7400万円(同2.6%増)の従来見通しを据え置いている。
また同時に、東京都品川区と包括連携協定を締結したと発表した。大井競馬場は、都市計画法上の都市施設の1つである都市計画公園(総合公園)に位置付けられているが、今回の連携では大井競馬場の活用によるスポーツ・文化・エンターテインメント施設などの整備に関する連携を検討しているという。