積水化は続急伸、住宅事業の収益強化策が奏功し今期営業利益予想を上方修正
積水化学工業<4204>は続急伸。10月31日の取引終了後、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直し、今期の営業利益予想を従来の1020億円から1050億円(前期比11.2%増)に引き上げた。本業の堅調ぶりを評価した買いが入ったようだ。新築住宅の需要が低迷するなか、売上高予想は180億円減額し1兆3087億円(同4.2%増)に修正した。一方、住宅事業の収益強化策が順調に進み、高付加価値品の拡販効果などもあって、営業利益が想定を上振れする見込みとなった。為替が円高に振れるリスクなども通期の業績予想に織り込み、経常利益と最終利益の見通しは据え置いている。