アジア株 上海株は不安定な動き 好調な住宅統計も米大統領選警戒 人民元ボラティリティ過去最高

市況
2024年11月1日 14時15分

アジア株 上海株は不安定な動き 好調な住宅統計も米大統領選警戒 人民元ボラティリティ過去最高

東京時間14:00現在

香港ハンセン指数   20647.23(+329.90 +1.62%)

中国上海総合指数  3299.61(+19.78 +0.60%)

台湾加権指数     22710.41(-110.02 -0.48%)

韓国総合株価指数  2553.61(-2.54 -0.10%)

豪ASX200指数    8121.60(-38.43 -0.47%)

インドSENSEX30種  79389.06(休場)

アジア株は高安まちまち。豪州、台湾、韓国は下落。前日の米株大幅安を嫌気した売りが続いている。インド市場はディーワーリーのため休場。

香港株は1.62%高、好調な中国住宅統計と財新PMIを好感して上げ幅を拡大している。不動産やハイテク、自動車、銀行、素材など幅広い銘柄が上昇している。

中国不動産開発会社大手の中国海外発展と華潤置地は4%超高、10月契約済み物件が前月比で急増した。

中国不動産上位100社の10月住宅販売額は前年比7.1%増と9月の37.7%減から反転、ことし初めての増加となった。前月比では73%急増した。不動産開発会社大手の中国海外発展の10月契約済み物件は前月比121%急増、華潤置地は83%増加した。9月末の一連の不動産支援策の効果が出始めたようだ。きょう発表された中小企業を対象とした財新の10月製造業PMIは50.3と予想外の50回復となった。きのうの製造業PMIに続いて10月は回復に向かっていることが示唆された。

上海株は0.60%高。好調な住宅統計と財新PMIを好感して上げ幅を拡大する場面があったが、その後はマイナスに転じるなど不安定な動き。中国の景気回復期待は高まっているものの、来週の米大統領選への警戒感が高まっている。

トランプ氏は米大統領に返り咲いた場合、中国製品に高い関税を課すと表明。必要ならば中国自動車メーカーに対し1000%の関税を課すとさえ言っている。トランプ氏復活となれば米中貿易摩擦激化は不可避だろう、為替相場では人民元が対ドルで下落している。オンショア人民元、オフショア人民元ともに1週間物ボラティリティが14%台に急上昇、過去最高を記録している。

出所:MINKABU PRESS

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