外為サマリー:一時152円60銭台に上伸、重要イベントを前に持ち高調整の動き
1日の東京外国為替市場のドル円相場は、午後3時時点で1ドル=152円54銭前後と前日の午後5時時点に比べて30銭程度のドル高・円安となっている。
日銀の植田和男総裁が前日夕の記者会見で「今後、経済・物価情勢の見極めなどで時間的な余裕はあるという表現は使わない」などと述べ、早期利上げ観測が強まったことからドル円相場は軟調にスタートした。ただ、朝方に151円78銭をつけたあとは200日移動平均線(151円50銭近辺)が意識されるかたちで切り返し。日本時間今晩に発表される10月の米雇用統計や5日の米大統領選、6~7日開催の米連邦公開市場委員会(FOMC)などを前にした持ち高調整とみられるドル買い・円売りも散見され、午後2時50分ごろには152円65銭まで上伸した。
ユーロは対ドルで1ユーロ=1.0872ドル前後と前日の午後5時時点に比べて0.0010ドル強のユーロ高・ドル安。対円では1ユーロ=165円85銭前後と同50銭強のユーロ高・円安で推移している。