プラチナはパラジウム価格急騰に連れ高 サンワード証券の陳氏(山崎みほ)

経済
2024年11月1日 17時10分

皆さん、こんにちは。フィスコリサーチレポーター山崎みほの気になるレポートです。今回は、プラチナについてのレポートを紹介します。

陳さんはまず、『プラチナはパラジウム価格急騰に連れ高』と述べています。

続けて、『NYプラチナ相場が1000ドルをブレイクし、1050ドルも上回った。米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利下げ見通しの後退から、米金利・ドル高と逆風の中での上昇となったが、パラジウム相場の急上昇が要因』と言及しています。

また、『米政府は先進7カ国(G7)に、ロシア産パラジウム、チタンなどの輸出に対して制裁措置を検討するよう呼び掛けたことで、パラジウムの供給不安が強まり、パラジウム相場が1000ドルから1200ドル台に急騰した』とし、『世界のパラジウム生産量の約4割はロシア産が占める。パラジウムはガソリン車の排ガス除去触媒に使用されるが、最近では、パラジウム価格が高騰したことで、プラチナに代替需要が増加している』と解説しています。

陳さんは、『ウクライナ戦争を巡って米国とロシアの対立が融和する可能性は薄く、むしろこれから激化していく可能性が高い。そのため、パラジウム価格が一段と上昇する可能性は高く、2年連続の供給不足が予想されているプラチナも連れて価格水準が引き上げられるだろう』と考察しています。NYプラチナ予想レンジは、『950~1050ドル』と想定しています。

一方、『27日の衆院選では与党が過半数を割り込み、日本の政局は不安定となる中、日銀の利上げは先延ばしとなりそうだ。ドル円は1ドル=153円台に上昇しており、円安基調が続くだろう。円安を受けて、OSEプラチナも7月の高値を目指して水準を引き上げよう』と見解を述べています。OSEプラチナ予想レンジは、『5000~5500円』と想定しています。

参考にしてみてくださいね。

上記の詳細コメントは、ブログ「テクニカルマイスター」の10月30日付「プラチナはパラジウム価格急騰に連れ高」にまとめられていますので、ご興味があればご覧ください。

フィスコリサーチレポーター 山崎みほ

《CS》

提供:フィスコ

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