10月の米雇用統計、ハリケーンやストの影響なしでも13万人増に留まる
本日は10月の米雇用統計が発表され、非農業部門雇用者数(NFP)は1.2万人増と予想を大きく下回った。ハリケーンやボーイング<BA>のストが雇用に大きく影響したと見られている。ただ、エコノミストからは、ハリケーンやスト、そして更なる調整の影響がなくても、10月のNFPは13万人程度だったとの見方が出ている。
ボーイングのストライキは4万4000人程度、ハリケーンは5万人程度の純雇用減を生んだと概算しているという。また、報告期間が短かったことも要因として挙げている。
同エコノミストは、今回のデータは来週のFOMCでの利下げを裏付けるものと考えているとも述べた。FRBは基本的なシグナルを読み解くのに苦労するだろうが、0.25%ポイントの利下げは間違いないと見ているという。
米雇用統計(10月)
*非農業部門雇用者数(NFP)(10月)21:30
結果 1.2万人
予想 10.0万人 前回 22.3万人(25.4万人から修正)
*失業率(10月)21:30
結果 4.1%
予想 4.1% 前回 4.1%
*平均時給(10月)21:30
結果 0.4%
予想 0.3% 前回 0.3%(0.4%から修正)(前月比)
結果 4.0%
予想 4.0% 前回 3.9%(4.0%から修正)(前年比)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース