フォックス・ファクトリーが決算受け大幅安 広範な市況低迷でOEM顧客が厳しい状況=米国株個別
(NY時間13:11)(日本時間02:11)
フォックス・ファクトリー<FOXF> 31.99(-4.00 -11.11%)
フォックス・ファクトリー<FOXF>が大幅安。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を下回った。ガイダンスも公表し、第4四半期は予想を下回る見通しを示したほか、通期の見通しも下方修正した。同社は裁量消費に影響を与えた広範な市場環境を理由に挙げている。
デニソンCEOは声明で「第3四半期は前四半期比、前年比ともに増収となったが、消費者の裁量支出に影響を与える広範な市況低迷により、OEM顧客は厳しい状況が続いた」と述べた。
第3四半期に自動車アフターマーケットを担うAAG部門において、在庫ポジションの改善を目的とした戦略的措置を開始し、マクロ経済環境が厳しい中で、企業全体で2500万ドル以上の利益回復を目標としたコスト最適化策の拡大も発表した。
(7-9月・第3四半期)
・1株利益(調整後):0.35ドル(予想:0.42ドル)
・売上高:3.59億ドル 8.5%増(予想:3.67億ドル)
・EBITDA(調整後):0.42億ドル(予想:0.48億ドル)
(10-12月・第4四半期見通し)
・1株利益(調整後):0.25~0.40ドル(予想:0.49ドル)
・売上高:3.0億~3.4億ドル(予想:3.86億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):1.27~1.42ドル(従来:1.40~1.72ドル)(予想:1.57ドル)
・売上高:13.4~13.8億ドル(従来:14.1~14.8億ドル)(予想:14.3億ドル)
【企業概要】
自転車・サイドバイサイドビークル・オフロード機能を備えたオンロード車両・オフロード車両等で使用される製品・システムを設計・製造・販売する。世界の大手サイクリングや電動車両のOEMメーカー向けに製品を設計し、ディーラーと販売代理店のネットワークを通じて消費者へ販売する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース