ダウ先物は小幅安 明日の米大統領選待ち=米国株
米株価指数先物(12月限)(NY時間08:35)(日本時間22:35)
ダウ先物 42196(-13.00 -0.03%)
S&P500 5765.50(+7.25 +0.13%)
ナスダック100先物 20170.50(+17.25 +0.09%)
米株価指数先物市場でダウ先物は小幅安の一方、S&P500、ナスダック100は小幅高で推移している。本日は明日の米大統領選待ちの雰囲気が広がっている。
米大統領選の情勢については接戦となっており、どちらが勝つかはなお未知数といったところ。週末の世論調査でハリス氏の優勢が示され、トランプ氏勝利の見方が若干後退している。デモイン・レジスター紙の世論調査で、トランプ氏が過去の選挙戦でいずれも勝利しているアイオワ州で、ハリス氏がリードしていることが示されたという。ウィングステートと呼ばれる激戦州でも僅差で分かれている。
ただし、市場が比較的参照しているとされる賭け市場のPolyMarketでは、22時30分現在でトランンプ氏勝利の確率が58%、ハリス氏が42%となっている状況。
市場も明日の米大統領選を受けての市場のボラティリティの高まりを警戒しているようだが、ストラテジストからは「4年に1度のイベント前後に、米株式市場は短期的なリプライスはあるものの、株価はワシントンの勢力バランスに関係なく上昇する傾向があることに留意すべき」との声も聞かれた。
今週はFOMCの結果が現地時間7日(木)に公表される。先週の米雇用統計で非農業部門雇用者数(NFP)が1.2万人増と予想外に弱い内容となったが、今回はハリケーンやボーイング<BA>のストの影響が強く反映されていた。市場もノイズと受け止めている。FRBも今回の米雇用統計を基調判断に使わないと見られており、市場では0.25%ポイントの利下げを確実視しており、0.50%ポイントの大幅利下げはないと見ている。
バフェット氏率いるバークシャー・ハサウェイ<BRK.B>が時間外で軟調。2日土曜日に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、営業利益が予想を下回った。保険引受事業が69%の減益となったことが響いた。
先週末の引け後にダウ採用銘柄の入れ替えが発表された。エヌビディア<NVDA>が新規に採用される一方、インテル<INTC>が除外される。また、塗料、コーティング剤など化学品を手掛けるシャーウィン・ウィリアムズ<SHW>が採用され、化学品のダウ<DOW>が除外される。今週の11月8日から反映。
主に10代向けオンラインゲーム開発のロブロックス<RBLX>が時間外で上昇。アナリストが投資判断を「買い」に引き上げ、目標株価を65ドルに設定した。
金融サービスのB.ライリー<RILY>が時間外で下落。関連会社であるフリーダムVCM社を含むフランチャイズ・グループとその事業会社、その他の関連会社が連邦破産法第11条の適用を申請した。
バイオ医薬品のバイキング・セラピューティクス<VKTX>が時間外で大幅高。同社は減量薬の開発で注目を集めている。同社の治験薬「VK2735」が高用量で患者の体重減を拡大させたこと報告した。
なお、本日からNY市場は標準時間(冬時間)に移行し、日本時間では1時間遅くなる。米株式市場の通常取引開始は23時半から。
(NY時間08:45)(日本時間22:45)時間外
バークシャー<BRK/B> 451.94(-0.20 -0.04%)
シャーウィン<SHW> 374.04(+16.07 +4.49%)
インテル<INTC> 22.81(-0.39 -1.68%)
ダウ<DOW> 48.51(-0.46 -0.94%)
ロブロックス<RBLX> 53.00(+1.56 +3.03%)
バイキング<VKTX> 74.30(+1.42 +1.95%)
B.ライリー<RILY> 5.22(-0.48 -8.42%)
アップル<AAPL> 221.48(-1.43 -0.64%)
マイクロソフト<MSFT> 410.70(+0.33 +0.08%)
アマゾン<AMZN> 196.14(-1.79 -0.90%)
アルファベット<GOOG> 172.52(-0.13 -0.08%)
テスラ<TSLA> 243.97(-5.01 -2.01%)
メタ<META> 563.13(-4.03 -0.71%)
エヌビディア<NVDA> 137.66(+2.26 +1.67%)
AMD<AMD> 142.08(+0.22 +0.16%)
イーライリリー<LLY> 807.50(-11.43 -1.40%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース