米国株見通し:伸び悩みか、大統領選の行方を注視
(11時30分現在)
S&P500先物 5,743.25(0.00)
ナスダック100先物 20,098.00(+12.00)
米株式先物市場でS&P500先物は変わらず、ナスダック100先物は小幅高、NYダウ先物は23ドル高。米金利は伸び悩み、本日の米株式市場はやや買い先行となりそうだ。
4日の主要3指数は反落。ナスダックとS&Pは序盤のプラスを維持できず、ダウは下げ幅縮小も257ドル安の41794ドルで引けた。この日発表された製造業新規受注は低調な内容となり、前週末のISM製造業景況感指数の悪化も含めソフトランディングを期待した買いは後退。半面、足元の堅調な経済指標を好感した景気敏感や消費の一部は買われた。重要イベントを控えた利益確定や持ち高調整の売りが、相場をやや押し下げた。
本日は伸び悩みか。5日投開票の大統領選は民主党候補のハリス副大統領、共和党のトランプ前大統領の接戦が予想され、積極的な売り買いは手控えられる。その後の連邦公開市場委員会(FOMC)で0.25%の利下げが想定されるものの、次回12月会合は不透明で買いづらい地合いとなりそうだ。今晩のISM非製造業景況感指数は鈍化が見込まれ、軟着陸期待は引き続き後退。好業績銘柄には買いが入りやすいが、指数の上昇は限定的とみる。
《TY》