信号は堅調推移、政策保有株式の縮減方針公表が株価支援
日本信号<6741>は堅調推移。5日午後1時、25年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表。売上高は前年同期比18.1%増の403億8000万円、営業利益は同5.0倍の17億9400万円、最終利益は同3.1倍の16億3100万円となった。7~9月期は経常利益が減益となったものの、営業・最終利益は増収となった。あわせて同社は、政策保有株式の縮減方針を決議したと公表。資本効率の向上に向けた取り組みを評価した買いが株価を押し上げたようだ。
同社は24年3月末現在、特定投資株式が249億円となり、純資産に対する割合は26%に上る。今回、中期経営計画の最終年度となる29年3月期の期末時点において、連結純資産に対する政策保有株式の割合を20%以下とする目標を掲げた。9月中間期は交通運輸インフラ事業とICTソリューション事業がともに増収増益となった。