新興市場銘柄ダイジェスト:Gオイスターは反落、ベースフードが大幅反発
<3224> Gオイスター 702 -33
反落。1日の取引終了後に第三者割当増資と第9回・第10回新株予約権の発行を発表し、希薄化を嫌気した売りに押されている。第三者割当増資の発行新株式数は209,000株で発行価額は1株654円、調達資金の額は136,686,000円。払込期日は11月20日。新株予約権の割当日も11月20日、第9回・第10回あわせて新株予約権の総数は7,979個で、資金調達の額は530,691,269円を見込む。調達する資金の具体的な使途は新規出店や設備投資資金としている。
<4258> 網屋 2697 +40
反発。NSDとの業務提携を決定し、カンタンSIEM(統合型ログ管理)製品「ALog」の販売代理店契約を締結したことを発表し、好材料視されている。NSDは、エンタープライズ企業を中心にコンサルティングからセキュリティ製品の販売までトータルでサービスを提供している。同社の純国産SIEM製品「ALog」の販売を機に、顧客情報の流出を防ぐログ監視サービス等、自社セキュリティソリューションサービスの増強及び販売の促進を目指すため、同社と販売代理店契約を締結することとなったという。
<7803> ブシロード 333 +2
反発。1日の取引終了後、イラスト・シナリオ制作及びゲーム・コンテンツ企画制作関連事業を手掛けるフロムトーキョーの第三者割当増資を引き受け、資本業務提携したことを発表し、好感されている。スマートフォン向けリズム&アドベンチャーゲーム「バンドリ!ガールズバンドパーティ!」において、イラストとシナリオのクオリティを一層強化し、プレイヤーに更に魅力的な体験を提供することを目指す。また、今回の資本業務提携による強い結びつきで、バンドリ!という作品のさらなる発展に取り組むとしている。
<9330> 揚羽 802 +5
反発。1日の取引終了後に24年9月期通期業績予想の下方修正を発表した。売上高は15.6億円(5.4%減)に、営業利益は0.01億円(98.3%減)に修正した。ただ、売上高については第4四半期に見込んでいたコーポレート支援領域の大型案件の納期が次期に変更となったことや案件規模が縮小したこと等から、営業利益については売上高の未達及び売上原価の増加が販管費の減少額を上回ったことから、前回予想を下回る見込みとなったとしており、下方修正は大型案件の期ズレとみた買いが優勢となっている。
<2936> ベースフード 480 +33
大幅反発。メルコホールディングス代表取締役社長の牧寛之氏が、同社について保有株を買い増ししていることが判明し、好感されている。牧寛之氏は、11月1日受付で財務省に変更報告書(5%ルール報告書)を提出した。同報告書によれば、牧寛之氏のベースフード株式保有比率は29.05%から30.19%に増加した。報告義務発生日は11月1日となっている。
<7777> 3Dマトリクス 108 +1
反発。主に止血材製品の原材料である自己組織化ペプチドの調達及び物流等に関して住商ファーマインターナショナルと業務提携したと発表した。自己組織化ペプチド技術を応用して開発した外科用止血材製品に関し、原材料のグローバル調達および製品の物流をSPIに委託しSPIがその支援を行うものでサプライチェーンがより強固なものになる。さらに業務提携の一環として、SPIが同社へ設定する与信枠を利用することで、現状より長期の支払サイトを適用することが可能になり同社の資金繰りが改善されるという。
《ST》