このあと10月のISM非製造業景気指数 前回から低下予想も引き続き拡大見込まれる 雇用は不透明
*ISM非製造業景気指数(10月)0:00
予想 53.8 前回 54.9
このあと日本時間0時に10月のISM非製造業景気指数が発表される。予想は53.8と前回から低下が見込まれている。前回9月のデータは新規受注が活発で、2023年2月以来の高水準となっていた。個人消費が堅調な中、サービス業が引き続き景気拡大を支えている。一方、企業は雇用を抑制している兆候も見られ、雇用指数は判断基準の50を下回っていた。
今回は一部反動が出ると見込まれているものの、それでも第3四半期からの力強い個人消費に支えられ、引き続き拡大が見込まれている。10月初めの2つのハリケーンの影響がどの程度出るか注目されるところではあるが、雇用を圧迫しものの、月末には緩やかに回復している。
しかし、雇用については引き続き低迷の兆しを見せており、高頻度データはハリケーンの影響を受けなかった州でも低迷を示唆している。先週発表の10月の米雇用統計では、非農業部門雇用者数(NFP)が予想外の弱さとなっていたが、特に月前半のサービス分野の専門職の雇用が軟調だったことが示されていた。今回も雇用指数は判断基準の50を下回る縮小域に留まる可能性が高いと見られている。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース