マルケタが決算受け約40%急落 予想を下回るガイダンスに失望感=米国株個別
(NY時間10:25)(日本時間00:25)
マルケタ<MQ> 3.58(-2.38 -39.92%)
決済処理プラットフォームを手掛けるマルケタ<MQ>が急落。前日引け後に7-9月期決算(第3四半期)を発表し、1株損益の赤字、売上高とも予想範囲内となった。しかし、株価は急落。第4四半期のガイダンスを嫌気している模様。売上高の見通しは予想を下回る伸びを見込んだほか、EBITDAマージンの見通しも予想を下回り、失望感が強まったようだ。
今回のガイダンスは来年の見通しに疑問を投げかけたようだ。アナリストは規制環境の変化が今後の同社の重荷になると予想し、目標株価を引き下げた。「ガイダンス引き下げの最大要因は、パートナー銀行における規制当局の監視強化の結果、プログラム実施スケジュールが長期化したことに関連している」と説明している。
(7-9月・第3四半期)
・1株損益:-0.06ドル(予想:-0.05ドル)
・売上高:1.28億万ドル 18%増(予想:1.28億ドル)
・粗利益率:70.0%(予想:71.7%)
・調整後Ebitda:902万ドル(予想:665万ドル)
・調整後Ebitdaマージン:7.0%(予想:5.3%)
(10-12月・第4四半期見通し)
・売上高:10~12%増(予想:17%増)
・調整後Ebitdaマージン:5~7%(予想:7.1%)
【企業概要】
カード発行と支払い処理業務向けに、単一でグローバルなクラウドベースのオープンAPIプラットフォームを提供する。拡張性の高いクラウドベースの決済インフラにより、顧客である銀行や企業は独自の管理・カード発行・支払いトランザクションの承認や決済を行う。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース